電子書籍で売れるジャンル5選を教えます。

電子書籍

電子書籍を出版するのであれば、少しでもたくさんの人に読んでもらいたいと思うのは当然のことです。では、多くの人に読んでもらえるジャンルとは、どのようなものなのでしょうか。

ここでは、電子書籍で売れるジャンル5選をお伝えします。

電子書籍で売れるジャンル5選

電子書籍を出版することで得られるメリットの1つが印税です。

電子書籍を出版するということは、あなた自身が書いた本を他の人に読んでもらうということです。どうせ出版するのであれば、多くの人に読んでもらいたいですよね。

では、多くの人に読んでもらうためには、何をしたらよいかと言うと、より多くの人にニーズがあるジャンルの本を出版するということが大切です。

多くの人が悩みに感じていることや、もっと知りたいと思うもの、また、悩んでいることを人に知られたくないものなどが適しています。

ジャンルで言うと、次のようなものは、売れやすくなります。
・お金に関するもの
・健康やダイエットに関するもの
・人間関係の悩みに関するもの
・HowToに関するもの
・アダルト系に関するもの

電子書籍を出版していく上で考えなければならない点は、電子書籍を読む読者層です。実際にどのような人たちが、電子書籍をよく読むのか、まず見ていきたいと思います。

電子書籍を読む読者層を考える

少し前まで、電子書籍の読者層は、30~40代男性と言われてきました。しかし、最近では、30~40代男性に限らず、電子書籍を活用する層が増えてきています。

以下のグラフは、「電子書籍ビジネス調査報告書2019」(インプレス総合研究所)というところから発表されている読者層になります。

電子書籍の読者層(男性)

電子書籍の読者層(女性)

出典:「電子書籍ビジネス調査報告書2019」(インプレス総合研究所)

電子書籍には、無料と有料のものがありますが、無料の電子書籍のみの利用率は、女性10代の36.2%、女性20代の31.6%、男性10代の30.3%となっており、10~20代の若い世代が利用していることがわかります。

有料の電子書籍の利用者層を見ると、男性女性ともに年代別の利用率は昨年度と比較すると、ほとんどの年代で有料での利用率が増加しており、特に男女とも10代~30代での伸び率が高くなっています。

今まで、30~40代男性と言われてきた読者層が、男女ともに年齢層がひろがっていることがわかります。

また、欧米では個人がAmazon Kindleで電子書籍を出版して稼ぐことが一般的になっています。日本で流行るものの多くは、すでに数年後にアメリカなどでブレイクしていたものが多く、電子書籍も今後、日本で今まで以上にブレイクする可能性が高いといえます。

また、電子書籍の市場を見ても、2018年度に2826億円と前年に比べて26.1%増加していることもわかります。

2023年には、電子出版市場は4610億円、うち電子書籍市場は4330億円になることが予測されており、今後も電子書籍市場が伸びていくことが予想されています。

出典:「電子書籍ビジネス調査報告書2019」(インプレス総合研究所)

売れるジャンルの内容

それでは、売れるジャンルについて見ていきましょう。

お金に関するもの

お金に関する悩みを解決する書籍は、売れるジャンルです。なかなかお金に関するダイレクトな本は、本屋さんで購入するときに、ちょっと買いにくいですよね。

投資の手法や考え方、支出を減らす方法、会社員が手軽にはじめられるお金に関する情報は多くの人が関心を持っています。

健康やダイエットに関するもの

健康に関する情報も人気のあるジャンルです。

TVを見ても、いろいろな健康法が紹介されていて常に話題になるテーマの1つですし、私たちが生きていく中で、誰もが直面していることなので、関心度は非常に高い分野です。

健康になることも人気がありますが、さらに悩みに関すること、ダイエットや体臭などのよりピンポイントのカテゴリーは、専門性を出しやすいかもしれません。

人間関係の悩みに関するもの

多くの人にとって、人間関係の悩みは、仕事でもプライベートでもあります。

しかし、相手があることでもあり、なかなか簡単に解決できるものばかりではありません。そんなときにどんなことができるのか、対応策や人間関係をスムーズにするちょっとしたコツや考え方は、多くの人にとって人気があります。

また、この人間関係の悩みは、時期に関係なく、人と人が接することが続く限りなくなりませんので、そういった意味でもニーズの高いジャンルということができます。

HowToに関するもの

HowTo系の本は、何かの問題に直面している人が、それを解決するために読む本です。
困っているときに何かアドバイスをもらったりすると、ありがたい、助かると思うこと、多いと思います。

また、HowTo本を書くときには、自分でその問題を解決した経験があることが多いと思うので、具体的なアドバイスや、あなたオリジナルの視点も入れやすくなります。

そういった意味でもオリジナル性を出しやすく、書きやすいジャンルといえます。

ビジネスに関する、プログラミングや営業スキル、時間の使い方などもいいですが、趣味や熱中してきたこと、あなたが時間をかけて習得してきたことなども、ニーズが高いと思います。

アダルト系に関するもの

この分野は、本屋さんで購入するときに、お金に関すること以上に購入する時躊躇してしまいがちなジャンルです。できれば、誰にもみられずに購入したいものですよね。

そのため電子書籍との相性は抜群です。恋愛ノウハウや、テクニック的なこともよく読まれています。

書き手を選ぶ分野ではあると思いますが、印税をしっかり稼ぎたいという人にはおすすめのジャンルです。

まとめ

電子書籍で売れるジャンル5選について、お伝えしてきました。次の5つは売れやすいジャンルです。

・お金に関するもの
・健康やダイエットに関するもの
・人間関係の悩みに関するもの
・HowToに関するもの
・アダルト系に関するもの

これまでに12冊の電子書籍を出版してきましたが、私はHowToに関するものを中心に書いてきました。このHowToに、トレンド的な要素を入れると、さらに伸びやすくなります。

今までに一番売れたのは、Zoomに関する本です。ちょうどコロナの時期で、みんながZoomを使い始めた頃だったので、需要も大きかったようです。

アダルトに関するものは、やはり本屋で購入することを恥ずかしいと思う人も多く、この分野はかなりニーズがあるようです。私は書いていませんが、同じ電子書籍出版仲間でこの分野を書いている方は、印税100万円を超えたこともあったそうです。書ける人は、チャレンジしてみるといいかもしれません。

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